善意の乗客を迷惑客と決めつけてシマッタ
2026/05/11空港に行くリムジンバス
ただのバスなのだけど、なぜか、ちょっと
緊張している。
このあと遠くに飛んで行くからか?
持ちもの確認もする。
財布、スマホ、入ってるよね?
と、その時
後方の女性が、小走りに運転席に向かう。
表情がこわばっていた。
え、どした?!
忘れ物?
まさかトイレ?!
もう出るのに…と、
私は無表情の奥に冷たい視線をしのばせた。
そしたら女性、「これ!」
と運転手に手渡したのは財布。
あーー、分かるわ、
と急に共感に転じるワタシ。
私も乗り物で、よく他人の財布と遭遇する。
新幹線を降りる直前だとすごく困る。
でも、何とかしないと!
と使命感のようなものが働く。
落とし主、相当困っているだろうから。
焦るのは、ほかにも理由があって
他人の財布を手にして移動させるとき
ドキドキする。
「トルのではありません。届けるのです」
と、誰にというわけでもなく
心の中で言っている。
それくらい他人の財布は刺激的。
なので、バスの通路をパタパタ走ってきて
一刻も早く、
自分の手の中から安全なところへ
という胸中が、肌で感じるようだった。
思い込みの決めつけは
ほんまアカン。
出発間際の迷惑客なんかと全然違うやん。