注意書きが目に入ってこない

2020/01/25

「今年の抱負は、月に1回寄席に行くこと」

と宣言したばかりなのに、

大遅刻するところだった。

上演が土日の場合、開演時間が繰り上がる、と知らず

メールをもらい、猛ダッシュで転がり込む。

血相変えて「笑い」に行くって、へんだと自分でも思う。

 

申し込みにも、ホームページにも、書いてあったはず。

それを、私は読まないのだ。

書いてある文字が、目に入ってこない、というほうが正しい。

 

大人になって気づいたことがある。

子どもの頃、ずっと成績が悪かった理由。

それは頭の良し悪しだけでなく、

設問をちゃんと読まないからだ。

 

授業中も、あんまり話を聞いていなかった!

最初は先生の話を聞いているのに、何かのきっかけで

関心あることに結びつき、意識がそっちへ行ってしまう。

そして自分の世界にひたり、なかなか元のところに戻ってこない。

 

障害の域の、少し手前でとどまっているだけで

注意欠陥多動性という文言を見たとき

これだ!わたし、と思った。

多動というと、動き回っている、と思われるかもしれないが、

私の場合、頭の中が、そう。

 

なので、関心のある話だったら

何時間でも集中して聴き、よくご遺族から

「そんなことまで覚えてるんですか!ずっと前に話したのに」

と驚かれることが、よくある。

 

普通の社会生活で、頭、もっと落ち着かないと・・・

自分が損するだけならいいが、

人に迷惑がかかることも、あるので。

 

でも最近、一生このままのような気がしてきて

焦ってる。