遠ざからないために話していた

2020/02/04

打ち明けていい相手か、どうか、の続き。

 

多くの当事者の考える、打ち明けたくない、と思える相手のタイプとは

尋ねてきたにもかかわらず、ちゃんと最後まで聞いてくれない人

最後まで聞いてくれるものの、ちょっと余計なことを言う人

他言する人

 

そのあたりが想定されるように思う。

で、ここで言う「相手」とは、大抵、よく知らない相手。

よく知らないのだから、予測が立たなくて当然。

だから、よく後悔することになる。

あー言う相手じゃなかった、とか。

 

思うに、

相手のタイプよりも、自分なんじゃないか?

「お子さんは?」は、唐突に来る。

だから、あらかじめ、自分のタイプを自覚しておくほうが

身のためでもあり、良いように思う。

 

一番には、

人にも知ってほしいのか、知られたくないのか。

いや、自分は話せるのか、話せないのかだろう。

 

私は、話す相手じゃなかった、と思っても

また次に日でも、相手を替えて話していた。

ばかみたい、と自分でも思った。

 

でも、言葉にしないと、

砂時計のように、大事な記憶が流れ落ちていきそうで

言葉にすることで、過ぎてしまった時間が

自分の中で確かなものになる気がした。

だから、自分のために話していた。