きょうだい児のひそかな思い
2020/07/02私には2人子どもがいて、上がダイキ、下があゆみ。
ダイキのことは、「つどい」では口にしないが
日記には書いている。
亡くなった子は、いい子ばかり、と昨日書いたが
あゆみは、小さすぎて、よく出来たいい子とは言えないが
ダイキは育てにくく、あゆみは育てやすかった。
ダイキは、飲みが悪く、食が細く、ビービー泣くが
あゆみは、ぐいぐい飲んで、ぐっすり眠ってくれる。
そういうことから、
親思い、のように感じ
相性の良さ、とまで受け取っていた。
そっちが、亡くなった・・・
私は、自分の気持ちで一杯一杯で、
ダイキの気持ちまで、ほとんど考えられなかったが、
あるとき、きょうだい児の一言に、ハッとした。
その子には、年の近い弟がいて
弟は、ずっと病気だった。
母は、弟のことで一杯一杯だったのだろう。
その子は、弟は「病気だから」と辛抱していた。
病気が治ったら、対等な立場になれる。
病気が治ったら、お母さんも解放される。
ところが、弟は、亡くなってしまった。
そのとき、この子が思ったことは、
悲しい、の次に、
「もう、かなわない」だったという。
弟には、一生かなわないことが
決定づけられたそうだ。