傷ついている人を傷つける人々

2020/09/21

昨夏、友人や家族と訪れていたキャンプ場で

突如、行方がわからなくなった女の子のお母さんが

この4連休も、同じキャンプ場でチラシを配りながら

情報提供を求めているという記事があった。

 

戻ってきたら奇跡ですね、と人から言われると

戻ってくるのが必然と答えると言う。

 

子どもを看取って、お葬式をして見送った親でも

「信じられない。帰って来るような気がする」

と言うのだから、

突然姿が消えてしまった子どもの親なら、

必ず帰ってくる、と信じて当然だろう。

 

ところが、この女の子が行方不明になった頃

お母さんに向けて、SNSで心無い言葉が多数向けられていた

その記憶が鮮明にある。

 

なんと、そうしたお母さんへの侮辱は、

その後も続いているようで

何のために?

何でそんなひどいことができる??

 

SNSでの誹謗中傷に

法的責任が問われることになったんじゃなかったのか?

法整備には時間がかかるにしても

実社会の流れからネット社会も変化していると

思い込んでいた。

 

もしかして、お母さん

そういう闘いにエネルギーを費やすよりも

涙をのんで、もう目をつむり

わが子を探し出すことに専念しているのかも・・・

 

私が普段会うお母さんたちも、

子どもが帰って来れるためなら、何でもする!

とよく言っている。

亡くなっていることが、頭で100%理解できている親でさえ

そうだもの。