亡くなる前の日まで子どもと普通に過ごす

2020/10/28

親や、きょうだい児や、家族が重病になったとき

子どもだからわからないだろう、とか

子どもだから知らせないほうがいい、という

大人の勝手な判断で、

子どもに情報を渡さないことは、とても良くない

ということは、知られるようになった。

 

いま読んでいる子どもさんたちの作文のなかに

お父さん、お母さんが亡くなった頃を書いているものがあり

病名は聞いていたが、直前まで元気だったことから

信じられない思いで受け止めきれなかった様子が

書かれているものがいくつかある。

 

子どもも徐々に受け入れていくことが望ましいのか

直前まで普通に楽しく過ごすことが望ましいのか

どうなんだろう・・

当の親御さんの心情を察しながら

考えてみた。

 

できるだけ子どもを不安にさせないように、

心がけられたかもしれない。

できるだけ子どもが明るく過ごせるように

気力を振り絞ったかもしれない。

 

それだけでなく、

子どもがどう、というよりご自身が

できるだけ普通に、楽しく、過ごしたかった

のかもしれない。

もしかしたら、治ると思いたかったかもしれない。

 

離れて行きたくなかっただろう。

 

そんな中

楽しい思い出をたくさん置いていってくれた

お父さん、お母さん、すごいと思う。