幼いきょうだいが受けた衝撃

2021/05/01

子どものグリーフの話を授業でしたので

改めてダイキに、あゆみのこと聞いてみた。

そしたら、驚くことを言われた・・・

 

ダイキに結婚の気配がないことは、先日も書いたが

「もし、僕が結婚して、子どもをもったとして」

と始まったから、ドキッ。

 

「その子が亡くなったとしても

あゆみが亡くなったときほど衝撃ではない気がする」

 

えーー そんなこと言わないでよ

と思った。

きょうだいが、親ほど苦しむ必要ないのだし。

 

ダイキが言うには

自責のように「背負った」ものではなく

衝撃の話だと。

 

あゆみが亡くなるまで

人の死は、年を取って起きることだと思っていた

ところが、子どもも亡くなる、ということを知った

あの頃、何も知らず

有り得ないことが起きたことの衝撃

それは受け止めきれないものだった

あれほどのことは、自分が生きていくなかで

もう、ないような気がしている

 

そう聞かされて、私は複雑な気持ちになった。

私にとって、あゆみの死を、私と同じように

大きなこと、と考えてくれる人の存在は

同士のようなもの。

でも、それが当時5才だったダイキ

ということには、戸惑いや、抵抗され感じる。