つらすぎて思い出の物ぜんぶ捨てるだろうか
2023/01/12ゴミの日、ゴミを出す場所に、袋が溢れていて
なんで?!と思ったら、
近所の人が、大量に出したのだった。
あー、大量に庭に積み上げていた、あれだ。
先日亡くなったおじさんの息子さんが、帰ってきて、
おじさんの物を処分していた。
衣類とか、持ち物とか、家具も、
ばこばこ壊して、のこぎりで切っていた。
お葬式から1週間経たないのに、
なんでこんなに急ぐのか
不思議でならなかった。
おばちゃんは、悲しくて、淋しくて、
やりきれないというのに
残酷に思え、
そんな子だったかなあ・・と
不思議でならなかった。
そしたら、
おばちゃんが、頼んで来てもらって、
ぜんぶ処分してもらった、という。
言葉うしなった。
つらすぎて目を反らすとか、
気を紛らわすとか、
そういう表現はあるし、
実際の姿としても、あると思う。
でも、
すべてを目の前から消すって方法は
初めて見た。
何ごとも、遺族の自由だけれど、
悲しみのさなかで、大きな決断は、
しないほうがいい、
すると、後悔することが多い、
というのが定説。
ゴミ捨てが大きな決断か?というと
ゴミなら大ごとではないが、
本当にゴミだろうか・・・?
亡くなった人が、身に着けていたものとか
亡くなった人が、大切にしていたものは、
通常、大事な遺品、とされるので
ちょっと心配。
あとで、我に返って
悲しみを増幅させてしまわないか
今から怖いなあ。