刺青いっぱいの女性とふたりで温泉
2023/03/12志賀高原でレッスンを受けたあと
クラブの練習会がある野沢温泉に移動した。
野沢温泉の旅館や民宿に泊まると、
「外湯」の温泉に入りに行く
とは聞いていたが、
13か所ある温泉は、宿泊客でなくても
無料で開放されているとは知らなかった。
1つ目に行ったところは、すごく素朴で、
大抵のものは、ない。
シャワーはないし、洗い場の椅子もない。
ドライヤーもないし、コンセントもない。
シャンプーなどは、宿で貸してくれた。
地元のかたが一人はいっていたので
「無料でいれていただいて有難うございます」
と御礼を言ったら、
「費用は出し合って、掃除も私達がして、
皆さんに入って貰っています」
と好意的に言ってくださった。
そこに、もう一人はいってきた女性は、
全身いたるところに刺青があって、
ドキッ。
5人用くらいの小さな温泉だったので
目のやり場がなくなった。
さきの女性は、
やはり愛想よく話しかけたあと
あがっていった。
これほど至近距離で刺青を見たこともなく、
また思った。
ステレオタイプ〜偏見〜差別のこと。
そっちを見ないようにするのは、
何なんだろう。
「目をそらす」だから
いけないことだろうか・・・
3人で一杯になるような脱衣場で、
更に接近したとき、
壁に貼られている注意事項が目に入ったので
それを見ておくようにした。
そしたら、
10才以上の男女は混浴しないように
浴槽の中で髪の毛を洗わないように
大声で謳わないように
ビール、酒類を持ち込まないように
などなど、書いてあるが、
よくある「刺青のかたお断り」は、ない。
そうなんだあ。
秩序を乱したり、人に迷惑をかける行為は
明確に禁止しているが、
そうではない人を排除していないかった。
ほんとフレンドリーな温泉だ。
もう一か所行ってみよう、と思って
行った次の温泉では、
今度はおもしろいことがあった。
(つづく)