どうせ助からなかったとは思えないだろう

2023/07/02

大阪府岸和田市で

生後8か月の女の子を搬送中の救急車が

道の側溝にタイヤをはめてしまう事故があり

女の子は、搬送先の病院で死亡が確認された。

 

という内容であれば

その救急車が溝にはまっていなければ

女の子の命は助かったのではないか?

と感じてしまう。

 

実際は、女の子が息をしていないことを

家でお父さんが気づいて119番し、

救急車が到着した時には心肺停止の状態だった。

救急車は、出発1分後に脱輪。

病院への搬送が6分遅れた、というもの。

 

心肺停止で搬送されており

トラブルで生じた時間は6分間だけ

ということなら、

もともと助からなかっただろう、と

親は思えるだろうか・・・

 

とても難しい

 

この女の子は

乳児突然死症候群だったのかもしれない。

多くの場合、スムーズに病院に到着したとしても

この病気に対する親の自責や後悔は、相当なもので

長きにわたり苦しまれている。

 

そこに人災が加われば

さらに苦しい思いをされるかもしれないし

難しい問題だと思う。

 

それにしても、

トラブルによる遅れが6分にとどまったのには

消防車が同時に出動していたので

消防車に乗せ換えて、消防車が女の子を搬送した

と記事に書いてある。

 

なんで病人なのに消防車が??

調べてみて、初めて知った。

 

心肺停止など、重症者の119番があったときは

救急車だけでなく、消防車も来るようになったらしい。

2005年頃からのようだが

  1. 呼吸停止や心臓停止の疑いがある場合
  2. 救急隊だけでは搬送困難な場合
  3. 自動車専用道路で救急事故が発生した場合
  4. その他の場合

今回は1と2も起きたわけだ。

いや、1と4なのかも。

 

重病の子どもには万全の医療体制を

という願いが叶えられている一方で

思いもよらないことが起きてしまった。