亡くなっても子を助けようとした父
2023/07/17海水浴場で、小学生の子ども2人が沖に流され
気付いた父親が救助に向かって
父親は亡くなり、子ども2人は助かる
という事故が起きた。
海水浴場であっても、
沖に流されてしまうこと、よく聞く。
それと、助けに行った親が亡くなり
溺れていたはずの子どもだけ助かる
ということも、よく聞く。
泳いで助けに行き、必死で岸まで連れてきて
そのあと水死する親は
何でここまで来て、あと一息のところで?
と思うが、
子どもを助けることに力を振り絞ったことが
よくわかる。
まさに命がけで助けたのだ。
きょう見た記事は、
もっと不思議なことだった。
父親は、2人の子どものところまで泳いで行き
岸にたどり着くまでに亡くなっている。
子ども2人は、なぜ助かったかというと
お父さんの体につかまっていたから。
そんなこと、あるのだろうか?
亡くなったお父さんの体に、2人がつかまると
沈むのではないだろうか。3人とも。
けれどもお父さんは、あおむけで浮いていたという。
力尽きても
助けようとする意志がそうさせたのかもしれない。
不思議な力が働いたとしか思えず
親が子を助けたい思いの強さを
この事故からも感じた。
私の周りには、
親が直接助けることができなかった人ばかりなので
「代わってやりたくても代わってやれず」
という言葉を、何度聞いたかわからない。