親切に言葉も国境もないと知った

2024/08/08

取り巻く環境に優しさを求めている私、

自分も人に優しくなろう!と

できる親切を探しているようなもの。

 

ところが、この人は無理〜

と逃げようとしたその時

呼び止められてしまい、焦る。

 

駅のトイレで、

手を洗って出て行こうとしたとき、

出口手前で、立って待っている人ふたり。

お母さんと小さい女の子。

 

どこの国の人だろう。

アラブ系?

何語を話すんだろ??

 

だからすり抜けようとしたのに。

電車の乗り換えくらいなら手伝えるかな?

それ以外は無理なので

駅員さんとこ連れて行こ、など

勝手なことばっかり考えて

話を聞くと。

 

私をパウダールームのほうにいざない

指差す先には

私のメガネ!!

 

さっきここで化粧して、

そのあとトイレに。

見てくれてたんや。

そして出てくるまで待っててくれた。

 

心がふるえた。

言葉通じないのに

何とか教えようと。

 

深く御礼を言って

それから脱力した。

またしても、あの世とこの世の間を

さまよっていたのだろうか?

 

メガネなくても気付かないって

どんだけ意識飛んでる?

ふぅ。

 

親切は、人を選んですることではない

と肝に銘じなければ。

親切は、言葉を超えて届くということも、

覚えておこう。