自分でも予想外に話してしまうとき
2024/11/09知人(愛妻家の男性)と話をしていて
胸をうたれた。
奥さんがずっと入院されている。
意識が戻らず、
つらい心情を聴かせてくれる。
男性も、内面を語れる人のほうがいい。
こちらもわかりやすくなるし
ご本人にとっても。
こんなことがあったそうだ。
家の電話が鳴り、奥さんにかかってきた。
お店に何か預けているようで
「取りに来てください」と。
いま留守なので
ということは、誰でも言うだろう。
ところが、留守の理由まで話しだし
起きたことの一部始終を話していたらしい。
自分でも予想外に、話してしまう
というのは
必ずしも親しさとは関係ないのかもしれない。
そういうタイミングのようなものが
あるのかもしれないし、あるいは、
話し始めたときの、
相手の雰囲気によるのかもしれない。
電話の相手は、
言葉が見つからない様子だったが
「お大事になさってください」
と電話は終わった。
優しい感じだったらしい。
やっぱり・・
そして預けてあるものを取りに行くと
自分(旦那さん)の服だったそう。
寸法直しに出してくれていた。
奥さん、気になったのだろう。
倒れるその日まで、
身の回りの世話をしてくれていた様子が
伝わってきた。