あゆみのこと「気持ち悪い」と思われた

2025/02/18

自死でお子さんや大切な人を亡くされた方々の

シンポジウムにお招きいただき、行ってきて

いろんなことを考えた。

一番には、差別の問題。

 

ほとんどの自死によるご遺族は、

死因を言うと

普通の目では見られなかったり

偏見をもたれることが多い。

多額のお金を請求されることもある。

 

マンションで亡くなると

そのあと家賃を下げなければ借り手がない

などの問題が生じるため、損害賠償・・・

 

シンポジウム終わってから、

一緒にご飯を食べながら

そういう問題、私などは無縁と思われたようで

そうとは限らないこと打ち明けた。

 

あゆみは、自宅で意識を失ったが

亡くなったのは自宅ではなく病院。

 

その後、私は「小さないのち」を創り

それまでのように共働きで住宅ローンを払うこと

できなくなったため、家を売ることにしたが

まず隣の人に声をかけた。

「土地が広ければ建て替えたい」と聞いており

直接買うと得なんじゃないか?と思って。

 

ところが「とんでもない」みたいな表情で

「結構です」と断られ、

意味不明なことを言われた。

 

「息子がいずれ結婚して、

子どもを持つことを考えると買えません」

とは、すぐには意味がわからなかった。

あーー、同じことが起きたらいやだ

ということだ。

 

自死の方たちが苦しめられる

気持ち悪い、といった忌避の感情

私も向けられた。

病死の場合、直面する人は少ないように思うが、

なくは、ない。

 

「あってはならないことが起きたのだから

お祓いはしたほうがいいんじゃない?」

と言われたこともある。

前半は、いい。その通りだ。

後半は、なに?それ。

 

人は、強く心を揺さぶられる

受け止めきれないようなことは

拒絶したくて、こういう反応になるのだろうか?

 

驚くような

信じられないようなことでも

ほとんどのことは

誰の身に起きるか分からないこと

なのだけど。