ただ普通に家にいただけなのに
2025/06/14昨日書いた飛行機墜落事故では
亡くなった乗客も、家族も、
この飛行機に乗りさえしなければ!
と悔やんでも悔やみきれないだろう。
ところで
墜落した現場は、医大の寮だった。
寮にいた医大生も被害を受けて
何人も亡くなっている。
この人たち、
飛行機に乗ってもいないのに
飛行機の事故に遭った。
前述の「あの飛行機に乗らなければ」
はないし、もっと言えば
「あのとき、こうしていたら」とか
「こうしなければ」、もないのだ。
居ただけ。
家族は、いたたまれないなあ。
有能な人も、普通の人も、
命の重さは同じだろうけれど、
医大生、
それまで費やしてきた努力の重さは、
普通の人とは比較にならない。
ほんとうに気の毒。
昼過ぎの事故だから
もし別の日だったら
寮(家)にはいなかったかもしれない。
そう考えると、やはり、
後悔は持ち上がるのかも知れない。
後悔のない死別はない、と言われるように。