何年間も同居したが別れは淡々と
2025/09/10意を決して出かけて行った人形供養だったが、
その日は「仏滅」で、受け付けてもらえず
一泊したら、翌朝、津波警報が出て断念。
とん挫したままになっていたが
きょう、無事に完遂できた。
淡嶋神社は、人形供養で有名な神社。
髪の毛が伸びる日本人形のこと
本当なの?という質問があって
「本当です」と回答も出ている。
なぜ髪が伸びるの?への回答、
ちょっと温かくて愛らしい。
「人形は、見てもらったり
遊んでもらったりするために生まれて
きたからです。
そのため、人に注目を集めるために
何らかの奇怪的な事を起こすことが
あります。悪いことを起こす人形は
まずありません。」(原文)
私が持って行った人形は、
私のものではなく
知らない人から郵送されてきたもの。
包みを開けて、びっくりした。
その人も、もらった人形で
扱いに困ったのかもしれない。
私も困ったもの。
この人形に、私がなぐさめられたら
同じ立場のお母さんに譲ってあげて
といった手紙が添えられていた。
まるでバトン?
もとの持ち主は
お譲さんを亡くしたお母さんだそう。
お母さんご本人の意図は不明だが、
私が、お付き合いのあるお母さんに
この人形を譲る(押し付ける)ことは
有り得ないので、扱いに困ったまま
何年間も我が家で保管してきた。
最近、断捨離するようになり
物をどんどん手放していくなか
この人形は粗末にはできないと考えた。
きょう、実際に見送るとき、
何年間も、いわば同居した人形だから
写真撮っておく?と一瞬考えたが
やめた。
この人形は、どこかで生涯を閉じた
一人の女の子にまつわるもので
私のものではない。
手厚くはしても、冷静に別れよう。
お焚き上げ料と、お布施を求められて
払うと、
巫女さんから思わぬことを言われた。
(つづく)