私が飛んだことのない高いところを

2025/10/09

もう1回「365日の紙飛行機」。

最後のほうに出てくる歌詞、

どこを飛んだのか?のこと、

私たちのいるところだけだったのが

申し訳ない気持ちで書いていた。

 

幼稚園にも学校にも行けなかった。

友だちも作れなかった。

もっと広く、もっと高く、

世界中を飛ばせてあげたかった、

という思いで。

 

でも、あゆみは

そういう可哀想な子では

なかったように思えた。

 

さいごの闘病は

私が経験したこともない世界だったし

私が思うよりずっと高いところを飛んで

私が行ったこともないところへ

一人で行った、って

すごいことだ

と改めて思った。

 

一人で行かせてしまったことを

申し訳なく思う気持ちは、

やっぱり持ち上がってしまうけれど

あゆみちゃん、すごいよ。

ずっとえらかったと思う。