おまけに自転車も盗まれて。
2009/05/19 千葉大学で保育学会があり、その帰りの新幹線。
私はいつも一人だし、節約して、自由席に乗る。
くたくたで、新大阪まで寝るぞ〜と、張り切っていた。
ところが!
前の座席は、三人掛けのシートを対面式にし、
子ども連れが2組いるらしい。
はしゃいでいるかと思うと、けんかが始まり、これが繰り返される。
子どもはかなりいる模様。
問題は、数ではなく、そのうちの1人、2歳くらいの子なのだ。
私はいつも、子ども連れと遭遇すると、
予想のつかない子どもの動きや、
得も言われぬ愛らしさに心引かれ、
不審者のごとく、その動きを目で追うクセがある。
が、しかし、この2歳とその親には、
新横浜のあたりで関心が失せていた・・・。
ぜんぜん面白くないのだ。
とにかくこの子は、何でも気に入らない。
いや〜!キー!ぎゃあーーーー。
大した理由はなく(あるのかもしれないけれど)、泣き出したら止まらない。
それがすさまじい声。
親は、たまになだめるのだけれど、
ほぼ放置で、諦めている模様。
ねむい・・ ねたい・・・ 眠れない・・・。
イライラ。イライラ。
同じことを考えている気配が、離れた席からも伝わってくるから、
そっちのほうが興味深かった。
えへん はあー んーーー
漏れる声が、すごくよく聞こえてくる。
何度も足を組みかえる人、
新聞を荒々しくたたむ人、
それぞれに不快な空気を送ろうとしているのも、よく分かる。
トイレに立つ人は、抗議の視線を対面シート内に発射するのだけど、
こういうタイプの子の親、相当なKYでなければ暮らしてはいけないのだ。
誰もがもう諦め、グタ〜としているが、
寝ているフリだけだと思う。どうして眠れるものか。
みんな願っているのは、この子が騒ぎ疲れて眠ってくれること、のみ。
ところが2歳だというのに(←決め付けです)、ぜんぜん寝ない。
このパワー、どう沸いてくるのか?
電池でも埋め込まれているのではなかろうか?
さいごの頼みは、名古屋で降りてくれることだった。
名古屋の手前で棚の上の荷物に手が伸びるかどうか、皆が注目した。
しかし、家族の動きに変化はなく、期待はみごと外れた・・・
このあと、周りの人々は、一斉に同じ行動をとった!
名古屋でたくさん空いた後ろのほうの座席に、
一気に移動していったのだ。
私もその波に乗った。
名古屋から乗ってきた人は、
ラッキー!みたいに喜んで、私がいた席も埋まった。
10分もすれば、訳なく空いていた一帯ではないことが、理解できたに違いない。
その2歳児、新大阪まで眠ることなく、泣き・わめき続けたのだから。
くたくたを通り越して、へとへとで駅を後にした私を
さらなる悲劇が待っていた・・・。
自転車がない!
私の障害のひとつ、鍵をかけることを「わすれる」が出てしまったため、
何者かが、乗って行ってしまったらしい・・・。
自由席で節約しても、お金なんて、ぜーぜん貯まらない。
はあー。