かちかち座 新人座員でございます。

2010/03/06

紙芝居デビューを果たした。
小児病棟にあるプレイルームに、
知人と二人、出向いた。
芸名?は、かちかち座と命名した。
拍子木カチカチの、かちかち座。

私が演じたのは
こぞうと、おしょうと、マヌケなやまんばが出てくる
ちょっとこわくて、ちょっと笑える、昔話。

へたくそだけど、まじめに、そしてノリノリで、やった。
手をたたいてくれたので、嬉しくってしかたない。
でも、調子にのらず、今回は、
初心者なので、これ1つにしておいた。

同行者は、ベテランなので、いくつも演じ
どれもたのしい作品で、私も親子に混ざって、聞き入った。
そのなかの1つ
ひまわりの花が、枠からはみ出るほどに、
力強く、いきいきと咲き誇るものが、あった。
絵のタッチといい、ストーリーといい、
これぞ紙芝居、という感じだった。

ところが、私は、あとで
知らないほうがいいことを、知った・・・。
この作品を選らんだのには、意図があったそうだ。
元気なひまわりから、元気をもらって、早くよくなるように!

そう言葉にして言っていたわけではないから
まあ、いいのだけれど、
私は、演じることに、意図はなくていいように思う。
演じ手が、子どもにとって、いい作品だと感じており
子どもは、観て楽しかったら、それでいいんじゃないかな。

いくらいい時間を、提供したいと思っても
その日、元気になれない子は、いるだろうし
病気が、治らない子も、きっと、いる・・・。

入院している子に
元気になってほしい とか
笑顔を見たい とか
そういうの、ぜんぶ、こっちの
勝手な思い入れだと、思う。