悲しみのかたちは、人それぞれに

2010/11/06

私、佐々木蔵之介さんのファンで
次いで、志田未来ちゃんのファンでもあり、
「秘密」というドラマが、金曜深夜にあることを知り
きょう、やっと見ることができた!

あらすじは、16歳の娘と、38歳の母親が
バスに乗車中、転落事故に遭い
母親は、身を呈して娘の命を守ったらしい。(見ていないので、その模様)
ところが、生き残った娘の人格・たましいは、母親と入れ替わっていたらしい。

すごく、すごく、いい気持ちで見ていた。ところが
七回忌を契機に、母親の納骨をしようと、娘(未来ちゃん)が言ったとき
父親(蔵之介さん)が、現実を受け入れることが難しいあまり
吐き気をもよおし、洗面所に駆け込んで、うずくまるシーンが・・・

一緒に見ていた夫に
これって、なんか、ちがうと思わない?
私は問いかけた。
歳月を経た納骨で、こんなにも取り乱すのだろうか・・

私は「わずか」1年で、あゆみの納骨をしてしまった・・・
こんなにも、あんなにも、子どもに執着している、この私が。

なんと言っても
取り乱しは、「別れ」そのもの、臨終や告別式の時ではないか?
しょせん、ドラマの大げさではないか??
そう思えてならなかったのだ。すると夫は、

「悲しみは、人それぞれやから」

夫の、この言葉は、ただしいと思った。
日頃、悲嘆にまつわることに、どっぷりの私が、
日頃、悲嘆にまつわることには一線引いている夫から
ときどき、たしなめられているかのように、一言で撃沈される。

まったく、そうだと思った。
悲しみの受け止め方も
悲しみの表現の仕方も
人、それぞれで、人の数だけ存在すると思う。

それにしても
大ファンだから、佐々木蔵之介さんが見たくて、見ているドラマを
ダンナも一緒になって見ているというのは
どういうもんなのだろう・・?
ちょっとでも、マネてくれるつもりなのか??
なら、身長はちょうどだし
髪型も問題なしなので
あと、おなかを、ちょっとだけ、ひっこめましょ〜