じっと話を聞くことが一番すき
2011/09/14 「T子の部屋」のT子さん、私はずっと好きだった。
トットちゃんを読む限り、幼いころの自分とも重なり
親しみをもっていた。が、このところ、テレビを見る機会がないまま
私は変化していたのかもしれない。
きょう、ゲストが指揮者の佐渡裕さんであったため
ものすごく久しぶりに、その番組を見た。
佐渡さんという方は、すごい人だと思う。しかも話が面白い。
ところが、どうも話に引き込まれていくことが、できない。
ぐー っときたところで、プツンとなる。
じわー っときたところで、またプツン。
原因は、T子さん。
こんなに、見て疲れる番組、ないと思った。
人の語りというのは、たいてい前置きがあり、
そして話しながら考え、考えながら話す。
佐渡さんの話も、そのように進み、一呼吸置いて、いざ本題!
となったそのとき、T子さんは喋る。
佐渡さん的にも、がくっ、みたいな気配が見受けられるも、
挟まれるコメントに応えつつ、
また気を取り直して、話を進める。
けれども、「いざ」のところで、またT子さんだ。
黙っていられない模様。
なんでっ!
その心境、ある程度は理解できる。
トットちゃん時期の私も、そうだったから。
でも、お互い、もうすっかり大人ではないの。
なんで、人の話を、最後まで聞けないかなあ。
なんで、話している人の、話の途中に入っていくかなあ。
今も、おっちょこちょいで、がさつで、落ち着きのない私だけれど、
人の話は、じっと聴くものだと思っている。
話は、聴ききらなければ、何も分からないと思うようになった。
もしかしたら、元がトットちゃん系の私は、
この会をしていなければ、
今の自分ではなかったかもしれない、と思った。
出会いが、仲間が、私を育ててくれたのだと、つくづく思う。