旦那の入院、続行中

2012/04/12

いつ入院するのか、いつ手術なのか、さえ
把握できていなかったヨメであったが、
一応、毎日面会に通っている。
最長60分、最短5分ではあるものの。

ここだけの話
何でこの人と、結婚したんだろ?
って思うことが、たびたびあった。
その最たる理由は
会話が一方通行。
聞いてるんだか、聞いてないんだか。

「きょうね、あのね、ーーーーー 聞いてる?」
「聞いてるよ」
「聞いてないやん!!」
このやりとり、数えきれずで
いても、いなくても、同じや
と思ってきた。

私は、人の話は聞くものだ
と思っている。この価値基準は、譲れない。
だから、旦那には、許せない面をもっていた。
でも、きょう
私には、ない、旦那の一面を、思い知った。

私は、時折、「お礼」と称して、植物をいただく。
有り難くいただきながら
忙しさにかまけ、どうしても世話しきれない・・・
植物も、生き物。
旦那が世話してくれてきた。

きょう、うわ!と思って目をやると
カラカラにひからびている。
植木鉢から、声が聞えてくるようだった。
「お水ください お水を お父さーん」

私、ぜんぜん、ダメ。
聞いてるんだか、聞いてないんだか、よくワカラナイ旦那に、
つい先日行った言葉
「優しさが足りないからだと思う!」

引っ込めたいと思った。