いまだこだわっていた私
2012/05/02 まず最初に、ダンナ退院しました!
ご心配いただきありがとうございました。
きょうは、わが家の年中行事である姑の誕生会だった。
御年89歳!
しかも一人暮らし。
出会った時は60歳代だったのだと思うと
長い付き合いなのに、いまだに緊張する。
私は少し遅れて行ったので、おそるおそる玄関を入ると
ダンナから、「おめでただって!」と知らされた。
少し前に結婚した甥のところのこと。
時代が変わったと思った。
結婚も、子どもの誕生も、一族でわが家が締めくくりのようなかたちで
あゆみの出現は、みんなの注目の的だった。
でもそのあゆみは姿を消し、いよいよ次の世代だ。
大喜びのダンナと、ちょっと複雑な私・・・
結局、食事会を通して、解散するまで
赤ちゃんの話題は誰からも出なかった。
なぜなんだろう。
私に気を遣ってくれているのだとしたら
お嫁さんには悪い気がする。
お嫁さんは、私たちがあゆみを失ったことと無関係なのだから。
家に帰ってから、ダンナにつぶやいてみた。
きょう、私が行ってから、誰も赤ちゃんのこと言わなかったけど
お嫁さんにしたら、不自然だよね。
返って来た言葉に、涙が溢れた。
「彼女、全部わかってると思うよ。
2人は中学の同級生だから」
そうだった!
なんて優しいんだろう、と思った。
あゆみが亡くなったのは、甥が中学のときだった。
学校を休んで告別式にも来てくれた。
一緒に悲しんでくれた男の子だった。
彼と彼女の赤ちゃんの誕生
心から祝福しようと思う。