ペーパードライバー誕生

2012/09/07

このところ、わが家は1つの難題に直面していた。
それは、ダイキの自動車教習所。
一向に進まない。
習熟度が、というよりも、自動車そのものが。

3月初旬に入所したので、春休み中に取れるのではないか
と私は目論んでいたところ
夏休みになっても取れない。
下手だから行かない、行かないから上手くならない。

9月に入って、ついに、辞めたいと言い出した。
めったに叱ることのないダンナが、いい加減にしろ!と。
ダイキにとって、隠れみのはいつも父親なのに
このときだけは、あとで私に、小さな声で
「辞めてもいいかなあ。まじで・・」と言う。

ダイキは、運動はよくできる。走るのも速い。
なのに車の何がだめなのか、尋ねて、聞いて、驚いた。
角を曲がるごとに、止まっているのだと。
よくよく聞いてみると、どうもダンナのせいらしい。

あゆみの死後、ダンナは、
ダイキが病気になることと、交通事故に遭うことを、過剰に恐れていた。
毎晩夜中に、眠っているダイキが息をしているか確かめたり
おでこに手を当てたり
表では、車が危ない危ないと言い続けていた。
そういう育ちかた(育てられかた)しちゃったのよね・・

「仮に免許が取れたとしても、ぼく、乗らないから」
と何度も念を押すので
「いいよ、乗る・乗らないは、本人の自由やし」
と何度となく、言ってきたが、
どうやら、きょう修了したらしい。

本人から直接聞いておらず、よっぽど緊張したのか、爆睡し続けている。
この先、履歴書を書く時にだけ登場しそうな免許が
めでたく、きょう1つ生まれた。