思いがけない喪中はがき

2012/11/15

知らない女性名で届いた喪中はがき
ダンナの仕事関係と思い、食卓に置いておいた。
ダンナはダンナで、
差出人が女性なので、わたし宛だと思っていたらしい。

差出人の名前だけ見て、(知らないと思って)
故人のお名前を読み飛ばしていた。

何日も経ってから、2人が同時に、目に留めて
え?ええっー! 
あり得ない人だった。

ダンナの同級生で、結婚式も来てくれたし、
飲みに行った帰りに、ついてきて泊ったり
たまたま、連絡が滞っていた間に、心筋梗塞・・・
あの人が、もういないなんて、信じられない。

差出人は、嫁いで苗字の違う妹さん。
彼は、私たちより先に結婚するはずだったのに、
式直前に、婚約を解消し
その後は、独身を通していた。

一人暮らしは、さみしくないかなあ
という年齢が過ぎていき
年を取ると、不安じゃないかなあ
という年齢にさしかかってきたとき
寝込むことなく、誰を頼ることもなく
一人そっと旅だっていった。

でも、お互い、さよならも言えなかった。