またも父、暴走
2012/11/19 3階にいるイソウロウの、婚約式を行った。
ひと昔前であれば、結納式を執り行うべきところ
いま風に簡略化し、ホテルの小部屋を借りて
お食事をいただきながらの婚約式とした。
その子は、わが家で大きくなったので、
父と、母と、私が、出席した。
ここでまた、父が、張り切りすぎて、暴走〜
両家とも、極度の緊張に襲われていたものだから
父は、何とかこの場を和まそうと
自分の若い頃の話、趣味の話、仕事で出張した先々のこと、そこでの失敗談
と止まらない〜
出張先の「民謡」の話題に至ったところで
いきなり母が、「じゃあ歌ってみて」と言う。
きょうも母は、自分の世界で、円満に暮している様子。
彼氏のご親族も、「ええ、ぜひ」と。
父は、「いえ、歌いはしません。話だけです」と、拒否。
母は、また「歌ってみて」。
父、「歌わないってば」。
そこで彼氏
「歌ってください!僕、おどりますから!」
その一言に、一同、しーん。
(踊るって・・ 民謡ですぞ・・ 一体どのように・・?)
彼氏の表情は真顔。
私、思った。
嫁を貰うってことは、真剣勝負なのだ。
いま彼は、身を挺して、両家の仲を取り持とうとしている。
果たして父は、歌った!
結局のところ、3曲も歌う。(3曲は多かった)
正確には、3曲目は、曲なんだか、何なんだか。
父「わたしの民謡は、お経か?って言われるんですぅ」
と自虐ネタ的に前振りしておき
「お経のマネもできますよ」って
このような席で、そこまでウケ狙わなくていいっていうの。
彼氏「ぜひ、それも聴きたいです!」
というものだから、父、歌う。
お経のマネなのだか、民謡なのだか、ワケわからない歌(?)を×××
私、この流れで4曲目なんぞに行っては、さすがにマズいと思い、
まともな話題を軌道に乗せた。
「ところで、お式のことですが」
父の暴走は、私の「結納式」のときも、そうだった。
お義母さん、あっけにとられていたもの。