私はトイレ掃除が好きだから
2013/04/03 ダンナの冬用パジャマ
いい物だったので、ずいぶん長く活躍してくれたが
かなりくたびれたので、引退していただくことに。
「これ着るの、きょう最後にしようね」と言ったら
ダンナが一瞬、えっ?という反応。
私のほうも、えっ?なに?と思う。
「捨てるの?」ときくものだから、
「捨てないよ」と言ったところで
ふーん といった表情を見せたそのとき
私が「着古した服は、洗って、切り刻んで、トイレ掃除に使ってる」
と続けると、
ダンナ、えーっ!
という反応。
私のほうこそ、えーっ!何なの?と思う。
何があるっていうの?このパジャマに一体。
わけを聞くと、トイレ掃除どころか
切り刻めなくなっちゃった。
「このパジャマ着てあゆみを抱っこしたから」
そうか・・
父さんには、このパジャマにあゆみちゃんの面影だけでなく
このパジャマのあちこちを、あゆみちゃんは触り
このパジャマは、あゆみちゃんが生きた時を共に過ごした
特別なパジャマだったんだね。
私自身は、そういった繊細さに欠けるのだけれど
気持ちはわかるし、
そういう気持ちを持っている人が
嫌いじゃない。