無名で非力な活動を応援する
2019/07/15ニ十周年行事の基調講演者が、なかなか決まらず
きょうようやく決まった。
にこにこトマトの元代表の神田さん。
にこにこトマトは、小児病棟のプレイルームで活動するボランティアグループ。
神田さんとの出会いは、会の発足とほぼ同時だった。
こういう会を創ったものの、何をどうすればいいのかわからず
新聞に載っていたフォーラムに行った。
小児がんの学会と同時開催している、小児がんの遺族のことを考える会だった。
会場の後ろのほうで話を聴き、
質問ができる時間になったとき、私は手を挙げて、マイクのところへ行った。
右も左もわからない私は、
とにかく、疑問に思ったことを、そのまま尋ねた。
学会というのは、病気の治療法ばかり考えているのかと思っていたら
亡くなった子どもの家族のことも考えていることに驚きました。
こういう、医療者との連携って、どうすれば取れるようになるんでしょう?
質問ができたから、来てよかった。さあ帰ろう
と思っていたとき、席のところに初対面の神田さんが来てくれ
このあとも参加できるようにしたから、一緒に行きましょう、と
懇親会会場に連れて行ってくれたのだ。立食パーティのようなところ。
私は、名刺もまだ作っていなかったので
人脈を作る、というようなことはしなかったし、
そういう知恵もなかったが
このとき、得たものが1つある。
無名でも、非力でも、ひたむきに頑張っていれば
味方になってくれる人との出会いがある、ということ。
そのことを知って、そう信じていると、本当にそうだった。
自分がしてもらったことは、してくれた人にはなかなか返せないもので
立ち上がったばかりの活動や、立ち上げたいと思っている人に
返していくのがいい、と考えてきた。