レイと0と霊のはなし
2019/09/23長く入院したぶん、仕事と予定がぎゅーぎゅー詰めで
退院しても家族とご飯を食べることがなかなかできず
きょう、やっと晩御飯を食べに、近所のカレー屋に行った。
店にはインド人しかいなくて、日本語が上手でおもしろい。
言うこと通じるし、言ってることおかしいし、だから時々行く。
インドって、すごく勉強させるんだよね?とダイキに聞くと
数学がすごい、やばい、と言う。
そもそも日本にはゼロの概念がなく、インド発祥なんだと。
私、へー、ぽかーん。
ダイキ「ゼロとレイは違うねんで。ゼロは無で、レイは無ではない」
わたし「レイだって無いやん」
ダイキ「0.いくらとあるし、0時だって存在するやん」
そこまで聞いて、納得した。
まだまだ知らないことが多い。
続けてダイキが言った。
「幽霊なんかも、そのへんから来てるんじゃないか?と思うねん」
また私、意味がわからない。
ダイキ「ゆうれいの、れいって、無ではなく、かすかに有る
から来てるんじゃないかなあ」
えー、そうなん!
そうだと、なんか、いい。
そういう話が、いやでも、怖くもない、というのが
1回でも出て来てくれないかなあ、と待っている私たちらしい。
いないと言い切るのが、ゼロ。
見えなくても存在を示すのが、レイ。