同じ立場の人との出会いが役に立つとは言えない

2019/12/05

身内に、障がいをもつ子が生まれて

赤ちゃんのうちは、よくわからなかったが

少し大きくなると、いろいろ違いがわかってきて

自助グループを長くしてきた私としては

そういう会に入ったらどうかなあ、と思い、少し勧めてみたが

きっぱりと断られた。

 

自分の子より、成長が早い子たちに出会うと

劣っていることを知り、傷つく。

自分の子より、成長が遅い子たちと出会うと

将来に希望が持てなくなり、傷つく。

 

ああ、なるほど、そうなんだ。

子「たち」と言うところが、集団をイメージしている。

たまたま1人と出会うのではなく

集団でいるところであれば、傾向を知ることになる。

 

先を行く人に、どのように育ててきたか教えてもらったり

同じ時期の人と、分ち合ったり、

ということを期待したが、

それは第三者の淡い発想であり、

すでに傷ついている本人の境地からは、かけ離れたものだ。

 

よその子と比べない親は、えらいと思うが

比べてしまう親も、その中で必死で我が子を護ろうと、

えらいと思う。