必ずや生きることに繋がること

2019/12/11

作家の柳田邦男さんにお会いできる機会があり

今年出した本をお持ちした。

私の名前、間違えずに呼んでもらえるかな?ドキドキ

「あー坂下さん」と言ってもらえて

ほっ。

 

前回お会いしたときも、呼んでもらえた。

その前お会いしたときまでは、「山下さん」だった。

よく山下さんと混同されていた。

 

山下さんと私の共通点は、あるには、ある。

女の子を亡くしており、関西在住で、のちにがんになっていること。

 

山下さんは、神戸の少年犯罪の被害者・山下彩花ちゃんのお母さん。

一昨年、がんの再再発で亡くなられた。

もうずっと名前間違えられててもいいから

山下さんに生きていてもらいたかった。

 

柳田先生に最初にお会いしたのは

2000年に、初めて本を出すとき、原稿を見てもらったのだ。

読んでおきます、と言っていただき、

後日、ファックスが届いた。

 

この内容でいいと思いますよ、と書かれた最後の行にある一文に

私はずっと支えられてきたし

私が出会うご遺族にも、可能な限りお勧めしてきた。

 

「書くことは 必ずや 生きることに繋がります」