なかなか楽になっていかない

2020/04/24

あれから、何でか考えた。

 

子どもを亡くす人生、

短い命を生きる人生を、

親も、子も、自ら選んで生まれてきていた

という理論を、本で知って納得し、落ち着く人、

きっと存在すると思う。

 

だけど、私や私が出会う人たち、Nさんも含めて

いい本や、素晴らしいお話に触れたときに

素直に「そうだなあ」と思っても

それで収まらないのだ。

どうしても、すぐまた、ひっくり返ってしまう。

 

つらい

さみしい

なんでこんなことに

あの時こうしていれば

会いたい、会いたい、帰ってきてほしい

 

このことが、十分にわかっているから

~をしたら楽になれますよ、は

なかなか言えない。

 

しても楽になれないから

なんじゃなくて、

楽になろうとしないから

のほうが近い気がする。

 

親の悲嘆って

そうそう軽くなれないし、なっていかない。

失った存在の大きさが、

このことを証明していると思う。

 

もう少し考えるため「つづく」