兄ちゃんのため、妹のため
2020/04/29「兄ちゃんのために」
というドキュメンタリー番組を見た。
兄ちゃんとは、
鉄道の大事故の犠牲となり、亡くなった大学生。
そのとき高校生だった弟さんは、
看護師になっていて、さらに、
災害医療の最前線にも行ったりしている。
「兄ちゃんのぶんも、兄ちゃんのために」
という言葉が、やはり聞かれた。
事故当時、高校生だったら
自らの考えと、自らの意志で、
医療の分野に進まれたのだろう。
目指して成就し、その職に打ち込めるって
すごい、と思った。
妹を亡くしたとき、5才だったダイキには、
感情は、もちろん十分あったが、
考えは、あったのだろうか・・
間違いなくあったのは、私の余計な言葉。
「病気もしないで健康でいられるダイキは
あゆみちゃんのように病気になる子のために」
これに続く言葉は、いろいろなのだが
頑張れとか、助けになれとか、弱音を吐くなとか、勉強しろとか、、、
ダイキは、早くから、
「医療の道には進まない」
ときっぱり言い切っていたが
自ら選んだ仕事に就いた年、
ものすごく苦しむことになった。
あれは、私のせいだ。
彼(弟さん)と、ダイキ、何が違ったんだろう・・・
と考えている。