「それぞれに自分らしく生きていくことを尊重する」

2020/08/01

昨日書いた「さまざまなグリーフを大切に」と同様に

さらに長期的に大切になってくるのが

「それぞれに自分らしく生きていく」ことと考え

きょうのタイトルも、当会の理念に掲げている。

 

グリーフの解説書には、到達点として

「それほど苦痛なく死別体験や亡くなった人のことを

振り返ることができるようになる」と書かれているが

その通りだ、と考えつつ、あえて当会では

目指すところを明言していない。

 

例えば、

仕事には復帰したほうが良いと考え、復職する人がいる。

新たに職を見つけて就く人もいる。

けれども、そういうことは「できない」とし、

「できること」をしていく人もいる。

 

Yちゃんのお母さんができることが、私はできない。

それは、いくらでも走ること。

42.195㎞なんて、とてもじゃないけど有り得ない。

 

あっ・・・ 私は仕事も辞めてしまったんだった。

(元は音楽の仕事をしていたのでした)

できないことと、できないこと、じゃないか~

まあ、そういう人もいる。ここに。

 

彼女が教えてくれたのは

「できることがたくさんじゃなくても

1つでもやり続けられれば、それを力にできそうです。」

 

いい言葉だ。

「ここから生きる」だ。

サブ理念にしたいくらい。