家にいる人も外にいる人も泣いている

2020/09/24

グリーフは、本当に個人差が大きいなあ、

幅が広いといつも思う。

 

最近よく聞くのが

死別後の過ごし方のちがい。

なかでも、家で過ごすか、家の外で過ごすか。

 

私は、家で過ごす派だった。

人に会うとか、出かけて何かする、という気になれず

家にいて、あゆみのことを考えては、涙し、

気持ちを奮い立たせて、記憶をノートに書き記す

そんな生活を続けていた。

ある意味、引きこもり。

 

ぜんぜん違うタイプの方はおられ

家にいるのがつらすぎて、外で過ごす方法として

仕事への復帰、あるいは仕事に就く。

 

元気だからできているように思われそうだが

家にいたら、押し潰さそうな苦しみから

外に身を置いているのだ。

 

仕事をしている時間は、そちらに意識を向けたとしても

この方々、終わったときが大変。

どっと悲しみに沈む、落差が大きいらしく

泣きながら帰ったり、

帰ってきたとき、突っ伏して泣いたり、

いずれにしても、泣いて暮らしているんだ・・・

 

自分に合う、少しでも過ごしやすい方法を

それぞれ編み出せるといいな。

仕事に出ている人も、融通のきく(甘えがきく)職場だと

なおいいな。