悲しみの底に行き着くまでが苦しい
2020/10/04昨日、悲しみには底がある、底なしではない
と書いたが、
日の浅いうちは、どこまでも、どこまでも、
悲しみは増していくように感じると思う。
つらくなるばかりだ。
前よりもつらくなっていっている。
まだつらくなっていっている、と
私も、ずーっと感じていた。
そのつらさが、「続いている」に変わりはないものの
さらに、さらに、という感じは収まっていき、
「相変わらずつらい」になった。
底に着いて、上がってきたのだろう。
その後も、「舞い戻る」は何度もある。
けれども「底」を知った者は強い。
行き着くところは、あそこ、とわかっている。
悲しみ抜いた強みでもある。
鍛えられたのだ。
間違いなく、たくましくなっている。
ふと、生きやすくなっていることにも気づく。
悲しみと共に、生きていけるようになっている。
悲しみを排除しなくてもいい気持ちに。
悲しみの中身は、大切な子どもだから、
むしろ引き寄せて、
悲しみさえも抱きしめて生きたくなっていく。