久しぶりにぎゅーーっとなった

2020/10/07

子ども亡くなって、日の浅い頃は

「思い出す」などなく、ずーーっと思っていて

ずーーーーっとつらくて

と書いたが、きょう、さらにわかった！

 

きょう、近くの巨大ショッピングモールに行った。

ここは、ベビーカーに乗せたあゆみを連れて、よく行った場所。

子ども連れには助かるところ。

車で行って、目的をぜんぶ果たせる。

でも、だから、もう行かなくなった。

子ども連れではなくなってから。

 

何年振りかで行ったとき、すっかり様変わりし

お店はほぼ入れ替わり、建物の構造も変わっていた。

そのことは、淋しいような気もしたが、

ほっとする気もする、妙な感じだった。

淋しかった一番の理由は、

あゆみと別れてから、時間が経った証拠を見たこと。

 

きょうは、もう以前の「つかしん」ではないことを

承知の上で行き、すたすたと歩いていたのに、

あっ！と足が止まる。

 

トイレの位置とエスカレーターの位置は、変わっていない。

そう気づいたとき、

記憶が舞い戻って、悲しみも舞い降りてきたのだ。

この角にあった店は、何屋さんだった。

その隣は、何屋さんだった。

何を買ったかまで、よみがえり、

ギューっとなった。

 

そう、このギュー。

このギューに、日に何度も何度も襲われたのが

日の浅い頃だ。

 

つらい、という平坦な表現では言い表せない。

胸が痛む、という「ことば」があるが

文字通り、ギューーっと痛いのだ。

 

きょうは再確認できた。

あの私と、この私は、同じ私で

あのとき抱えていたものを、なくしてしまったわけではない。

今も大事に隠し持っていることがわかり

「よし」と思った。