生死を分けるところで起きる現象をめぐり

2021/05/03

お子さんを亡くされた方とお話ししていて

興味深い話を聞いた。

そのかたのお知り合いが、新型コロナウイルスに感染し

集中治療室で、悪化の一途をたどっていたなか

亡くなったお父さんが来てくれたそう。

 

枕もとでお父さんが寄り添ってくれて

そのあと意識が戻り、回復していった、という話から

「見守ってくれてるんだね」「ほんとに来てくれるんだ」

と共感し合ったが

このあと、ズレる。

 

その人は、亡くなったお父さんが、助けてくれた

と解釈していた。

私は、ぜんぜん違うことを考えていた~

 

お父さんが、迎えに来てくれた、と。

でも、まだ時期じゃないからか?

一緒に行くことはなかった。

だから、助けたのは病院の人々。

 

んー。同じように子どもを亡くして

だいたい似た感覚なのだけれど

ちょっと違うときがある。

このちょっと違う、が大事。

 

考え方は、どっちもアタリな感じがする。

ただ、同じではない。

「同じ」という思い込みで、話しを聴くところが

ついつい、あって

同じじゃなくていい、ということを

大事にしていかないと、とまた思ったしだい。