一目でも親に会いたい子どもの思い

2021/06/09

子を思う親の気持ちを、毎日書いてきたが

親への子の気持ちも、強いことを実感した。

 

離婚し、幼い子どもを2人育てた母親が、親戚にいる。

養育費はもらえず、一度も会っていないようだった。

結婚式にも、父親(元旦那)の姿はなかった。

 

つい先日

知らない女性から連絡があったらしい。

元旦那の余命がわずかなので、会ってほしいと。

 

元妻は、会うつもりはなかった。

が、子どもたちには知らせたら

どちらも「会いたい」と言ったという。

 

そうなんだあ・・・

 

私も、父とケンカばっかりしてたのに

亡くなると、何年も経つのに、今もつらい。

でも、養育費払わないとか、責任放棄する親は

想像ができない。

 

どこで誰と暮らしているかも知らなかったが

謎の女性に教えてもらい

二人で会いに行った。

父親の意識は、まだあって

謝ってもらったらしい。

 

詫びずに死ねなかった父親のために

行ったようなものだなあ。

それを叶える子どもたちなんだなあ。

 

別れた夫婦は、きっぱり他人だけれど

親子は、死ぬまで、死んでも、親子のままで、

そこに絆なんてなくても

切れてしまうことのない繋がりに

なにか畏れのようなものを感じた。

 

いい子に育てた母の姿かもしれない。