今この場にいるかのように話してくれる人

2021/07/25

会報を作っていて、

他者の言動でつらかったこと を尋ねているが

当事者感覚と世間のズレが、如実に表れている。

 

つらかったこと、を思い返して

心無いことを、言われた・された、という体験は

実際は、少ない。

ところが、配慮のつもりが「つらい」にあたるのだ。

 

その一番が

亡くなった子どもの話題を避ける

といったもの。

 

これすごく、わかる。

私もそうだったが、何でだろう・・・?

多くの親が、話題にしてくれると嬉しい。

 

話題を避ける、の先にあるのが

存在を忘れられてしまう、だとしたら

もっとも淋しいことに繋がるのだから。

 

「何気なく会話にあがり、いたときと同じように

思ってくれているのが、すごく有り難い」というお話し

Mちゃんのお母さんに聞いたが、相手のママ友さんがいい。

自転車で走っていた買い物帰りのママ友さん。

Mちゃんママを見かけると、「お菓子~」と走ってきて、

取り出したお菓子は、Mちゃんが大好きだったもの。

袋を両手で引き裂き、「はい」と上の子に3つ

Mちゃんに、と、あと3つくれた。

この話に、今その場に「いる」かのよう、と思った。