懐かしいゲーム曲で気分が萎んでしまう

2021/10/07

作曲家すぎやまこういちさんが亡くなられ

代表作が、よくかかるようになった。

「ドラゴンクエスト」の作曲は、1986年と知り

そんなに昔のことだったことに驚く。

すぎやまさんが、90才であったことにも驚く。

 

つい先日、7月にも、東京オリンピックの開会式で

この曲が入場行進で流れていた。

名曲は、まったく古さを感じさせない。

 

私がゲームの曲を頻繁に耳にしていたのは

2000年代のことで、曲を耳にすると、

ぱっと浮かぶのは、十三の、四畳半。

十三(じゅうそう)という町で6年間暮らした。

あゆみが亡くなった家を売り飛ばし、行く当てなく

夫の実家に転がり込んでいた時期。

 

4畳半に、私のパソコンデスクがあり

部屋の隅のテレビで、ダイキはゲームをしていた。

部屋にはずっとゲーム曲が流れている。

 

電話がかかってきたら、「音、小さくして」と言う。

電話は、お子さん亡くなった方から。

当時は、メールより電話が主流だった。

 

4畳半という狭い空間に一緒にいながら、

私はこの会のことに、(言葉は悪いが)明け暮れ

ダイキを静かにさせることしかせず

ダイキはゲームばっかりして、すっかりあほになり

目がとても悪いのも、ゲームのせいなのかなあ。

 

すぎやまさんの快活な曲にさえ、キューンとなるのは

ダイキにぜんぜん構ってやらなかったからか

あゆみが亡くなって、まだ日が浅かったからか

この2つは密接に関連しているし、、、

でも、私は、必死で生き延びていた。

 

そうそう、そうだった。

亡くなった子に対する自責以外

背負い込まない!

と決めたばかりだった。