自分に足りないのは何?と考えた頃

2021/10/09

本当に胸が「痛む」人のことを書いたが

どこも痛くはならなかった私は、

よく「足りない」と思うことがあった。

 

つい先日も、

ダンナの視界から、色が消えていたことを知り

今頃になって驚いたが、

一人のお母さんと話す中

「本当はそういうことなんだ・・」

と思ったことがあった。

 

あゆみと同じ病気で、お子さんは突然意識をなくし

慌てて119番、救急車で病院に向かうわけだが

医師の手に渡ったとき、足が「痛い」と思ったらしい。

見ると、自分が素足だったと言う。

 

そういうこと、一切かまわず

凄まじく救急車に飛び乗った様子が

ありありと伝わってきた。

 

私は、ちゃんと靴を履いていたし

視界が白黒になったこともないし

食べ物の味がしなかったことも、ない。

 

足りないとすれば、それは・・・愛?

いやいや、そんなことはないだろう。

私も、ものすごく、凄まじく、辛かった。

 

思わない日がないのでなく

思わないときがなかった。

 

長い歳月のなか、自分が変化したことは

思わない「とき」は、増えてきた・・・

でも、思わない日は、これまで1日もない。

1日の、かなりの時間、思っている。

ぼけない限り、これ以上は、もう変わらず

このまま生きていくのだろう。