飛行機の中ではお骨も生きている人

2021/11/06

すべての航空会社が、同じかどうか、わからないが

きょう、お骨に対する優しい話を聴いた。

 

お骨と一緒に飛行機に乗ると

お骨の人も、人として接してもらえる。

席が貰えるのだ。

シートベルトも着ける。

「上の荷物入れに入れてください」と言われることはなく

膝に置いて乗っては危ないから、だそうだが

いかにも生きている人扱いだ。

 

飲み物も、テーブルに置いてくれる。

教えてくれた人は、すでにCAを退職しているが

「私が入社したときは、そうすることになっていました」

と、当然のことのように話してくれた。

 

でも、お骨を抱えて乗ってくる人がいることが

なんで事前にわかるの?と尋ねたら、

手荷物検査を通るときに、抱えているからだった。

 

そこの係員が、機内の乗務員に

どの席の人が、お骨と一緒に乗って来るか

事前に知らせてくれるらしい。

 

保安検査と言うが

そういうことも、保安なんだぁ。

 

お骨と飛行機に乗る人というのは

よほどの状況にある人、と思われる。

安全のためから生まれる、人の気持ちへの思いやりって

すばらしいな。