出会うのは「切に生きる」人ばかり

2021/11/13

瀬戸内寂聴さんが、いかに著名な作家でも

このかたの本を私は読まない理由は

3才の女の子を残して家を出てしまったから。

夫の教え子の、若い男性だとか。

 

どうしようもない理由で、わが子と別れる人はいると思う。

でも、母親が恋に走るは、含まれないと思う。

3才の女の子

なぜ置き去りにされたか、何もわからず

毎日泣いたと思う。

 

私が出会う子どもを亡くした母たちは

願うことは、ただ1つ。

「わが子に会いたい」

絶対に手放したくなかった人ばかり。

 

晩年、瀬戸内さんは対談で語っている。

「若い頃は奔放な生き方をしたけれど、悔やんではいない」

ふーん

 

私は「切に生きる」という言葉が好きで

その意味は

ゆるぎない思いで今を精一杯生きること

 

なぜかと言うと

きょうだけは何とか生きよう

(明日も頑張れるか自信ない)

の積み重ねだったから。

 

瀬戸内さんの著作に「切に生きる」という作品がある。

あることは知ったけど

もちろん読んでいない。

 

私が出会う人たちは

切に生きる人しかいない。

その本は読まなくても

この人たちから学ばせてもらうことができる。