優しいお姉さんに付きまとう人あり

2022/01/12

スキーがストレス解消法でも、よくケガしてしまうので

絶対にケガをしない教室にも、月に1回行っていて

そこで難解な現象が起きている。

 

私が入って行ったとき、

「つぎ坂下さん、コーヒー注文しに行き!」

と言われて、???

 

教室の窓の外に、カフェの屋台が出ている。

オシャレな感じの。

店番のお姉さんは、とても人当たりよく

受け答えが優しくて、とにかく感じがいい。

 

今日は2人で店番なのかな?

と思っていたら、もう一人のほうは、

毎日やって来る近所の年配女性だそう。

優しいお姉さんにくっついて離れない

ということを、教室の人たちは知っていて

お姉さんを解放させてあげようと懸命。

 

私、コーヒーを注文しに行った。

その時、屋台で何かが不足したようで

おばさんが「私が取って来てあげる!」

と、少し離れた店舗に小走りで行った。

「あーすみません」とお姉さん。

戻って来ると「ありがとうございます!」

とお礼を言っている。

 

私、教室に戻り、しばらく外を見ていたが

よく分からなくなった。

おばさんは、ずーっとお姉さんに話し掛け

お姉さんは、ずーっと耳を傾けている。

どうでもいいような話に、共感的に。

で客が来たら、おばさんは話をやめて

一緒に「いらっしゃいませ」とか言ってる。

 

これって

商売の邪魔はしていないよね?

お姉さんは迷惑そうでもなく、

助かってる感さえあり、実際、手伝っていて

客がいない時は、どうでもいい話に

耳を傾けるという、言わば

互いのニーズを満たしているのではないか?

 

お姉さんが寒空に立ち続けるのは

店の従業員だからで、つまり仕事。

おばさんが一緒に寒空に立ち続けているのは

お姉さん一人では心細いかもしれないから?

あるいは無償で活躍の場を求めて?

もしくはオシャレなカフェに憧れがあって?

ただただ話を聴いてくれる人がほしいから?

 

どれも私の憶測だけど、

途中から、いつもどおり妄想に入っていく。

 

関係性が成り立っているように思える私と

引き離してあげたい教室の人々との

このギャップは何なのか?

 

結局、自分の中で出た結論は、2つ。

もし、この付きまといが、

オッサンだったら大問題であり

引き離しに、私も積極的に参加する

ということ。

 

もう1つは、

このお姉さんのような人こそ

看護師になってくれたら良かったなあ

いうこと。