もしも亡くなった娘さんだったら

2022/01/13

昨日の「おばさん」のこと

私の妄想にはまだ続きがあって

先日、初対面の犬が、なかなか私から離れなかった

と日記に書いたが(12/29)

あの日から引きずっている気持ちがある。

 

「切っても切れない縁がある人とは、

たとえ死別したとしても、

何らかのかたちで、きっとまた会える」

という迷信めいたことを言ってくれる人がいる。

 

カフェの屋台のお姉さんは

考えてみると、あゆみと同世代だ。

ただ、あゆみとお顔が似ていないので

私は、あゆみと重ねることはなかった。

 

もしも

あゆみ!あゆみじゃない?あゆみなんだよね!!

といった直感に襲われたりしたら

一体私は、どんな行動を取るだろう・・・

 

あのおばさんのことを

馴れ馴れし過ぎる、とか

常識がない、とか

人から言われるほどに

常識じゃ考えられないことが、

実際に起こっていたとしたら?

と私の妄想は暴走し、迷走した。

 

もし、あのおばさんは、

娘さんを亡くした母親で

カフェのお姉さんが、

亡くなった娘さんそっくりだったとしたら

当然、引き寄せられていくだろう。

ひと目も気にせず、付きまとってしまうだろう。

 

そう考えると

おばさんの行動は、私には違和感がなく

あー良かったね、と思うし

少しでも多く、娘さんを感じてほしい。

 

むしろ

私は、あのおばさんと何も変わらない。

私も同類だ。

 

表に立っているお姉さんと、おばさんの姿を

窓越しに見つめながら

涙をこらえるの、大変だった。