薬で思考停止している頭で必死に考えた

2022/04/18

こうして目的地に到着し

肝心の学術集会で、私のトイレは、もつのか?

 

まだ薬の効きが不十分で

ホテル出るときに行ったのに

会場に着くと、また行きたくなったので

のど乾いても水を飲まないで

時計だけを見つめていた。

 

開演前、声かけてくれる先生もいたのに

今それどころじゃない〜 って態度で

きりぎりの時間にトイレに行って

始まった!

 

最後までもつのか・・・

 

もし行くなら、順番がくる前に行かないと。

私の出番は

小児科のお医者さん

小児緩和ケアのお医者さん

小児精神科のお医者さん

小児専門の看護師さん

こども病院の心理士さん

のあとの6番目。

 

ここまで行きたくならなかったので

発表は無事にできた。

あとは壇上に並んで座ったままになる。

 

ここからが長い。

一人だけどっか行って、姿を消すなど、あり得ない。

何としても持ちこたえねば。

 

で、トイレもつか?ばかり考えてしまう中

突然

「坂下さんへ」と質問してくださる先生が

複数いてくださり

的外れな回答をしないようにしないと。

 

座長(司会)も、時折ふってくださり

とにかく端的に答えないと。

 

気は焦るが

なぜだか、どうも、意識が、、、、

 

そうか!

膀胱炎の薬だ。

眠気を伴うと書いてあった。

ぼーっとしてしまう・・・

 

しっかりしないと。

必死で、半分程度の脳みそを駆使し

がんばっていた。

 

そこへ、キターーー

やっぱり来てしまった。

 

でも、あと少し。

大丈夫。

行きたい気がしても、出るもの、ないから。

そう信じて乗り切った。

 

終わったら、

また声かけてくれる先生がいたのに

再び、私はそれどころじゃない~ って

駆けこんで行くのであった。