うっかり生き返ったら困る私(たち)

2022/07/16

ふと途中から見た「空白を満たしなさい」というドラマで

亡くなって生き返った人たちが

集まって、分かち合いをしていた。

その名も「復生者」の会。

ふくせい、を変換しても、この文字は出てこない。

新しい造語だから。

 

私たちの「つどい」と似たことをしていて、

同じ立場の(生き返った)人が集まって

語り合っている。

そして、各自、生前の続きを暮らしている。

 

死因はさまざまで、若い人が多い。

老衰の場合には複生しにくい、ということ?

らしい。

 

こうした「わかちあい」は、

あらゆる立場の人が行う心理療法で、

遺族会だけでなく、がん患者の会、不登校の親の会、

依存症の人の会、認知症の家族の会、、、、

 

どこも、ほぼ同じルール(批判しない等)のもと

研修を経たファシリテーターを置いて行う。

私たちの会は、いつも円満に行っているが

「復生者」の会では、喧嘩になっていた。

 

死因の違いか?と思いきや

天国に行きかけていたか、地獄に行きかけていたか

の違いだった~

今は「復生者」という同じ立場でも

亡くなる前の立場は、善人も、悪人も、あったわけだ。

 

私が出会う、お子さんを亡くした方たちは、

きっと復生者は目指さないだろうし

復生したら困ると思う。

子どもと再会して過ごすことを目指しているから。

善人としてまっとうすることも目指していると思う。

わが子と再会するためには、

必ず天国に行く必要があるから。