遺族の多くがそっとしておいてほしいと言う

2022/09/06

これ、政治思想や国民感情とは全く別もので

遺族の視点で見てみようと思う。

いま話題になっている国葬のこと。

 

人が突然、思いもよらないかたちで亡くなると

お悔みに行く人たちは

自分たちもつらいけれど、まず、

ご家族の気持ちを考え、

これ以上、その人たちに負荷がかからないように

細心の注意を払うだろうし

当分の間、おそらく長い間

気になり、気にかけ

家族の気持ちを考えていくと思う。

 

けれども

亡くなったのが特別な立場にあるような人だと

その後も家族は

静かな環境に身を置くことは難しいかもしれない

が、家族の意思と無関係に

もう一回葬儀をするよ、ということになって

するな!と言われて

費用は誰が払うんだ?と言われて

高いとか、低いとか言われて

あとで値上げしたら、

非難ごうごうになってしまって、、、

 

家族の耳には、どう聞こえるだろう。

そこまでしてもらわなくて構いませんので、うちは

とか言うこと、できないのだけれど

そっとしておいてほしいんじゃないかなあ。

 

どんなに特別な立場の人も

家では普通に親子だったり、夫婦だったり

案外素朴なもので

生きている間は、普通ではいられない特別な人も

亡くなったら、

もう家族のもの

でいいんじゃないのかなあ。