思い出の場所がまた1つ消えていく

2022/11/10

私が結婚式をした大阪コクサイホテルは、

結婚したあと倒産してなくなってしまい

食事に行くなど、できなかったが

結納をした伊丹第一ホテルは、

その後に名前が替わっただけでなく

来年3月で営業終了と知って、驚いた。

 

ここには近いうちに食事に行かないと!

思い出の地は訪ねる、と決めたのだから。

 

ここでの思い出は、へんな思い出。

姑によると、結納は、式が終わるまで、

口をきいてはいけない、という言い伝えがある

というのだ。

 

私の家では、どんな風習も知らないので

言われる通りにした。

 

ホテルに着いたのは、両家ほぼ同時で、

向こうから歩いてくるダンナと姑の

顔を見ながら無視、というのも難しく、

目をそらし気味に、立っていたら、

姑は、すたすた素通りして行った。

さすがだ。女優か?

ダンナはその後を、のこのこついて行っていた。

 

借りていた和室に、私たちは後から入って行き、

無言で座り、無言で座ったままいると、

姑も知らん顔して座っており、、、、

これ、どうするの?!?

何も前に進まないじゃない?

と思っていたところに、

ホテルの男性が入ってきてくれて

司会進行をしてくれた。

 

助かったー

無事に結納式を終えると、

「いや、どうもー」って急に喋り出す

という、ほんま演劇みたいやった。

 

帰り際に、ホテルの人にお礼を言って、

頼んであったのか?尋ねたら、

特に頼まれていたわけでもなく、

結納式で予約が入っていたから協力しました~

みたいなグッジョブ。

 

行事や儀式が大好きだった姑は

縁起担ぎにも余念がなかった。

私の家は、そういうことが、さっぱりで

目をぱちくり

行事ごとに、あたふたしたものだ。